生まれたばかりの赤ちゃんについている
へその緒・・・・

そこから採取されるさい帯血で、
問題が起こっていますよね

さい帯血の違法な投与が行われた

このさい帯血は、いろんな病気の治療に使えるのです
なので、大事な物なんですが、
さい帯血の違法な投与が行われていたのです
愛媛や東京など全国の12の医療機関が、
無届けで、使っていたらしいのです

それも美容にも・・・

美容に?
何に使ってたのでしょう?

他人のさい帯血の利用は危険

さい帯血は、アンチエイジングの元となる
幹細胞がたっぷり含まれていつのです

幹細胞は、体や血液を作るみなもとになる細胞で、
赤ちゃんは、お母さんから、
自分自身で細胞や血液を作ることができる幹細胞を
へその緒を通してもらっているのです

人間は生まれた時から、老化が始まります
年齢とともに、傷ついた細胞の修復が難しくなります

ここで、さい帯血を点滴すると、
傷ついた細胞を修復する効果があるとされます

究極の若返り法ですかね・・・

美容液を塗って、肌を若返らせるのとは違い
体の中から、細胞自体を若返らせるのです

しかし、とっても危険を伴います

他人のさい帯血は、
骨髄移植と同じで、点滴でできるのですが、
細胞が拒否反応を起こして、大変重い副作用が
起こる場合があるのです

なので、これができる機関は、限られています
国立病院や大手病院だけです

これを裏のルートで、
しかも、美容目的で、普通のクリニックで
やっていたのです・・・・

怖いですよね~
しかも、高額で・・・・


スポンサードリンク

合法で、さい帯が血投与できるのは?

さい帯血を医療で使う方法は、2種類です

1つ目は、
赤十字社などが運営する公的なさい帯血バンクです
提携する病院からさい帯血を集め、
厳重な管理や態勢のもとで、白血病など第三者の患者に提供します

2つ目は、
民間が運営するさい帯血バンクです
こちらは、将来、その子どもが病気になった場合に、
自分の、さい帯血を使うことを目的に、
管理料を払って預けています
通常は、第三者に提供されるはずはありません

しかし、今回は、
民間のバンクが倒産してしまい、
第三者に高額な価格で転売されてしまったらしいのです

もともと、無いはずの、さい帯血ですから
裏で、美容目的や、がん患者の治療に、
危険を承知で使われた・・・

「凄い若返りの薬があるんです」
とか、
「がんの特効薬です」
みたいな・・・・・

研究途中のさい帯血

まだ研究中ですので、第三者が安全に使ええるのは
大きな病院で、しかも、白血病などの病気に使われます

美容目的で使われるのは、まだまだ先でしょう

そんなことより
「そこまでして若返って、どうするんだ!」
という話なんですけど!

iPS細胞に期待

山中教授は2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した
「iPS細胞」

こちらは、
体や血液を作るみなもとになる幹細胞を
作ってしまうという話になります

この研究は進めば、
さい帯血に頼らなくてもいいのですが・・・

あと、何年待てばいいのかな~

追記

後日のニュース記事で、
民間バンクが少なくとも7社あり、
5社で計約4万5700人分を保管していることがわかったらしい

生まれた子供の病気に備えて、
親の依頼でさい帯血を有償で凍結保存する・・・
そんな親がたくさんいるんです

なんと、そのうち約2100人分は意思が確認できないなどの理由で、
契約終了後も廃棄されないままになっているそうな・・・

さい帯血の違法投与事件では、
破綻した民間バンクから流出したものが使われたこともあり
厚生労働省が初の実態調査を行い、公表しております

預けたものの、継続をやめた場合の
さい帯血が、行き場をなくしている現状もあるようですね