妊婦さんは、お腹が大きくなります
そのスピードは、おじさんの
メタボのスピードとは、比べ物になりません
でも、皮膚が良く伸びますよね~
時に、妊娠線ができてしまいますが、
それにしてもよく伸びます
腹の皮膚が伸びるのメカニズム
妊娠期における、妊婦さんの、
おなかの皮膚が広がるときの、詳しい仕組みを、
京都大学の豊島文子教授(細胞生物学)らの、研究グループが、
マウスの実験で明らかにしたらしい!
皮膚が、対応しているだけではないのですね
胎児の成長に伴って、お腹が大きくなると、
妊婦さんお、お腹の皮膚は急速に広がりますが、
そこの仕組みは、解っていなかったのだそうだ
豊島教授らのグループは、
妊娠したマウスを使った実験で、
腹部の皮膚を構成する細胞の動きを詳しく観察したらしい
すると、妊娠から12~16日後の細胞を分析すると、
表皮の奥に高い増殖能力を持つ細胞集団が現れたそうな・・
この細胞は皮膚の表面の細胞を作り出す
「表皮幹細胞」が変化してできるのだという
妊娠していないマウスの腹部の皮膚には、
この細胞が現れなかったというのです
別のマウスを使った実験で、
皮膚が傷ついた際もこの細胞が現れて、
細胞増殖が進み、治癒が促されることも確認した
この現象は、妊娠だけでなく、ケガの時も出るんですね
この細胞の働きを刺激するたんぱく質を
マウスに注射すると傷を早く治せたというから不思議です
ということは・・・
豊島教授によると、
「人間の皮膚も同じような仕組みが働いている可能性があり、
けがの治癒を早めたり老化を防いだりする技術の開発をめざす」
としているそうな・・・
凄いですね~
その細胞がコントロールできたら
肌が若返ったりするのかな?
美容に使える日が来るのだろうか・・・・
妊娠線を予防したいに妊婦さん
お腹の皮膚は、このような仕組みで伸びるのですが、
限度があります
その限度を超えると、妊娠線ができてしまうんですよね
気を付けていないと、
ある日突然・・・・
妊娠線ができてしまう原因
妊娠線のできる原因は、2つあるとされています
1つ目は、
皮膚の表面は一緒に伸びることができても、
その下にある真皮や皮下組織の一部であるコラーゲンは、
急激な伸びについていけなくなるそうです
なので、コラーゲンや弾性線維に断裂が起って、
赤紫色の線状斑が現われる・・・
いやですよね~
2つ目は、
ステロイドホルモンの影響です
妊娠中はグルココルチコイドというホルモンの分泌が増加します
実は、これが肌の弾力を失わせる働きをしてしまいます
このホルモンが活性化すると、
ターンオーバーの働きが抑制され、
コラーゲンの生成も抑えられてしまうそうです
以上のようなことで、
弾力を失い、肌そのものが弱っている時に
皮膚が伸びてくると、皮膚組織の断裂が起こるのです
最近の妊婦さんは、
皆さん良くご存じで、
専用の、クリームを使われています
なので、しっかりケアすれば、
妊娠線ができない人もたくさんおられるのですよ
あなたも注意してください

